本 vs ビデオ

最終更新日:2001年5月21日

 マジックを覚えるのに一番効果的なのは、上手な人に教えてもらうことでしょう。しかし、田舎に住んでいて周囲にマジックをやっていた人がいなかった私にとって、この方法は期待できませんでした。
 どうしても本に頼ることになります。レクチャービデオは、私がマジックに興味を持ち始めた頃はまだありませんでしたし、一番のめりこんでいた時期はあまりにも高価で買えませんでした。そんなわけで、本が私の先生でした。

 最近はレクチャービデオも比較的安くなったし、いろんな種類が発売されています。
 しかし、どうも私にとってはビデオから覚えるマジックは身につきません。確かに秘密の動作など一目瞭然です。でも、解説も一目瞭然なのでわかった気になるのでしょうか?  しばらくすると、すっかり忘れています。

 ビデオならわずかな映像で解説できることも、(いい)本では文章で細かく表現されています。あまり良くない本では、一言で説明してしまっていて、具体的にどうすればいいのか理解できないこともあります。「ここで密かにカードを盗み見て...」なんて書いてあっても、「じゃ、どうすりゃいいの?」と突っ込まざるを得ません。(^^;)

 それでも私は本から学ぶ方が身につくのです。
 文章で書かれていることを何度も繰り返し読んで、実際にその手順・動作をやってみて、「こういうことを言っているのかな?」などと、まさしく「行間までも読み取ろう」としているのです。こうした中で、そのマジックが次第に自分の体に染み込んでいくような気がしています。
 ビデオだと、さっと染み込むのだが表面だけにしか染み込んでおらず、すぐに抜けてしまう...と例えることもできるでしょう。

 この数年間、マジックの本は購入していませんでしたが、最近蔵書が増え始めました。 本好きな私にとっては、うれしいことです。


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