KissUIDigi ダウンロード

最終更新日:2005年4月16日

【はじめに】

 現在公開中のバージョンは、「ver 0.8.0」です。
 ドキュメントもまだ用意できていませんので、そのつもりでご利用ください。

【概要】

 ナビトラでRELAYデジをする場合、ビーコンの増殖を押さえる方法として、今まで2つの方法がありました。
 1つ目はKENWOODのTM−D700という無線機を使う方法。この無線機の内蔵TNCには、最初からこの機能が搭載されています。
 2つ目は、TNC−2互換のTNCのROMを専用ROMに交換する方法。かなり古いTNCでないと、専用ROMは動作しません。

 ここで私は第3の方法として、「KISSモードを持つTNCと、パソコン」を使ってこの機能を実現することを提案し、そのための専用パソコンソフトを開発しました。

 ver0.8.0では、UIdigiだけでなく「普通のデジ」としての機能を追加しました。未公開の0.7.8で既に機能追加したのですが、パケットのモニタ表示などで問題があり公開を見合わせておりました。長い時間旧バージョンを公開したままでしたので、このあたりで新機能の不具合部分を封印し公開することにします。


【必要な機材】

TNC
KISSモードが動作するTNC。
現在動作確認できているのは、TNC−55、TNC−505、KPC−2J、KPC−4、KAM。

パソコン
現在動作確認できているのは、日本語版Windows98SE、日本語版Windows95。
日本語版Windows2000でも動作するはず。WindowsXPはわかりません。多分大丈夫だと思いますが、動作報告をお願いします。

NavitraMapとクリップボード経由の連携を取る場合は、内蔵モデムなどのダミーとなるCOMポートが余分に必要です。
(PICNICd.DLL経由の場合は、TNCと接続するCOMポートが1つあればよい。)

無線機・アンテナ
TNCと接続して送受信できていれば良い。


【運用準備】

  1. 以前のバージョンをインストールしている場合は、念のため一旦アンインストールしてください。
  2. ソフトをダウンロードしてください。LZHファイルです。
  3. 解凍ソフトで解凍してください。生成されたファイルを全てFDにコピーすると、インストールディスクとなります。
  4. SETUP.EXEを実行すると、インストーラが起動します。指示に従ってください。
  5. 無事にインストールが終了しましたね?
  6. PICNICd.DLL経由でNavitraMapと連携する場合は、インストール先にPICNICd.DLL ver1.0.2.1 をコピーしておく必要があります。

  7. ソフト起動前に、あらかじめパソコンとTNCとを接続し、TNCの電源を入れておいてください。
  8. [スタート]−[プログラム]−[KissUIDigi]−[KissUIDigi]で、ソフトは起動します。 (インストール時にデフォルトのままの場合)
  9. メニューの[設定]−[Call]で、コールサイン設定画面を表示します。MYCALLにあなたのコールサインを入力してください。[▼]のある小さい枠はSSIDを選択してください。
  10. UICHECKは、同一ビーコンチェックの時間です。60秒以上の長めの時間設定を推奨します。(255秒まで設定可能)
  11. UIDIGIの部分の「ON」という部分にチェックを付けてください。また、その下のコールサイン部分には「RELAY」と入力してください。
  12. 必要に応じて、UITRACEコマンドの部分に「TRACE」を入力してください。一般の人は「空欄」のままを推奨します。
  13. 必要に応じて、UIFLOODコマンドの部分に「WIDE」を入力してください。一般の人は「空欄」のままを推奨します。
  14. UIRANDには、中継する確率を設定します。数が多いほど中継します。
  15. コールサインの設定が終わったら、[OK]をクリックしてください。
  16. メニューの[設定]−[Beacon]で、ビーコン設定画面を表示します。
  17. UNPROTO(LPATH)の2段目以降にビーコンの中継経路を指定してください。一番上は「GPS」にしておかないと、他のナビトラ局は認識してくれません。
  18. 「LTEXT/BTEXTを使う」には、PICNICd.DLL経由のNavitraMap連携時にはチェックを付けて下さい。それ以外はチェックを付けないで下さい。
    ここにチェックがない場合は、以下で設定する個別項目からビーコン情報文字列を生成します。
  19. 「ビーコン情報文字列」は、実際にビーコン送信する情報です。「LTEXT/BTEXTを使う」のチェックがない場合は、ビーコン送信時に自動的に生成されます。
  20. GPS Beacon周期の部分に、ビーコン送信周期を10秒単位で入力してください。例えば1分周期なら「6」です。ここを「0」にすると、ビーコンの送信はしません。
  21. 以下で説明する「ビーコン情報を作成する個別項目」は、「LTEXT/BTEXTを使う」にチェックを付けた場合は不要です。
  22. Latitudeには、緯度を入力してください。なお、小数点以下は「秒」ではなく「分の小数点表示」です。例えば、「N 3440.123」は、「北緯34度40.123分=北緯34度40分07.38秒」の事です。面倒ですが、今は変換をお願いします。緯度は固定値となります。
  23. Longitudeには、経度を入力してください。小数点以下は「秒」ではなく「分の小数点表示」です。例えば、「E 13844.987」は、「東経138度44.987分=東経138度44分59.22秒」の事です。面倒ですが、今は変換をお願いします。経度は固定値となります。
  24. Markには、ナビトラサーバーやNavitraMapに自局を表示させる際のアイコン番号を選択してください。
  25. Groupには、グループ番号を入力してください。
  26. Messageには、メッセージを入力してください。
  27. KISS Adrs.には、ビーコンを出力するアドレスをチェックしてください。通常は「TX Adrs.0」だけにチェックをつけると良いでしょう。
  28. ビーコン関係の設定が終わったら、[OK]をクリックして下さい。
  29. メニューの[設定]−[ソフト設定]で、ソフトウェア設定画面を表示します。
  30. 「表示レベル」は、「通常」で良いでしょう。内部動作を確認したい場合などは「詳細トレース」や「内部デバッグ」を選択して下さい。
  31. 「ログを保存する」にチェックを付けると、ログを保存します。保存先は「ログ保存ディレクトリ」で指定した場所です。
  32. 「NavitraMap連携」で、NavitraMapとの連携方法を選択します。
  33. ソフト設定が終わったら、[OK]をクリックして下さい。
  34. メニューの[設定]−[TNC設定]で、TNC設定画面を表示します。
  35. 「KISSモードに入るためのコマンド」は、使用しているTNCにあわせて選択してください。
  36. 「マルチポート設定」部分は、RXnのアドレスで受信したビーコンを、どのTXnのアドレスで中継出力するかを設定します。マルチポートTNCを使う場合、ゲートウェイ的にクロスさせることも、複数バンドに同時中継することも可能です。
  37. TXnのタブ部分は、各アドレスのPやSlotTimeを設定する部分です。数値を入力しても自動的には設定しません。必ず[設定]ボタンをクリックしてください。
  38. 以上の設定が終わったら、[OK]をクリックしてください。
  39. メイン画面のメニューの[COM]−[Port]および、[COM]−[通信速度]で、ポートと通信速度を選択してください。
  40. TNCがまだKISSモードに入っていない場合は、メニューの[COM]−[KISS in]でKISSモードになります。

【終了するには】

  1. 必要に応じ、メニューの[COM]−[KISS out]でKISSモードを抜けてください。
  2. メニューの[ファイル]−[終了]で、終了します。

【アンインストールするには】

  1. アンインストーラが付いています。[スタート]−[設定]−[コントロールパネル]−[アプリケーションの追加と削除]で「KissUIDigi」を選択してください。
  2. 設定ファイルやログファイルは、インストールしたディレクトリ内にあります。アンインストーラでは削除されませんので、エクスプローラ等から削除してください。

【NavitraMapとの連携(クリップボード経由)】

  1. NavitraMapのスクリプトを変更しますので、もともとのスクリプトファイルを消してしまわないように保存しておきましょう。NavitraMapインストール先のScriptディレクトリに、Tncsetup.scpがあります。これをTncsetup_org.scpなどの他のファイル名に変更しておいてください。
  2. KissUIDigiのインストール先に、Tncsetup_for12.scpとTncsetup_for13.scpがあります。これはKissUIDigi用に変更した物です。 NavitraMapのバージョンが1.2.XならTncsetup_for12.scpを、NavitraMapのバージョンが1.3.XならTncsetup_for13.scpをNavitraMapのScriptディレクトリにコピーしてください。
  3. NavitraMapを起動してください。
  4. NavitraMapのメニューの[ナビトラ]−[自局設定]の「TNC」のタブを表示させます。
  5. 「TNC機種」には、追加されている「KissUIDigi(PC)」を設定してください。
  6. 「通信ポート」には、TNCを接続していないダミーのCOMポートを選択してください。内蔵モデムや赤外線などナビトラ運用時に不要なCOMポートが必要です。
  7. NavitraMapのメニューの[ナビトラ]−[自局設定]の「ビーコン」のタブを表示させます。ビーコンはNavitraMapではなくKissUIDigiから送信させますので、NavitraMap側は、「ビーコン自動送信」のチェックをはずしてください。
  8. [OK]をクリックして、自局設定画面を閉じてください。
  9. NavitraMapのメニューの[ナビトラ]−[接続]をクリックしてください。ダミーCOMポートがオープンされ、ログ表示エリアの背景色が灰色から白に変わります。
  10. NavitraMap 1.2.Xならメニューの[ナビトラ]−[スクリプト実行]−[Timer3 ON (KissUIGigi I/F 1sec)]をクリックしてください。NavitraMap 1.3.Xならメニューの[スクリプト]−[Timer3 ON (KissUIGigi I/F 1sec)]をクリックしてください。これで、NavitraMapはクリップボードを監視しはじめます。
  11. KissUIDigiのメニューの[設定]−[ソフト設定]をクリックして、ソフト設定画面を表示させます。
  12. 「NavitraMap連携」は「クリップボード経由」を選択してください。これで、KissUIDigiがナビトラビーコンを受信したときに、NavitraMap上で表示します。
  13. 送信するビーコンの設定は、KissUIDigiのメニューの[設定]−[Beacon]で設定してください。メッセージの変更など、NavitraMap使用時に比べると不便になりますが、ご了承願います。

【NavitraMapとの連携(PICNICd.DLL経由)】

  1. NavitraMapのインストール先にPICNIC.DLLが必要です。NavitraMapのドキュメントに従って入手・コピーしてください。
  2. KissUIDigiのインストール先にPICNICd.DLL ver1.0.2.1 をコピーしておく必要があります。

  3. KissUIDigiを起動してください。
  4. KissUIDigiのメニューの[設定]−[ソフト設定]をクリックして、ソフト設定画面を表示させます。
  5. 「NavitraMap連携」の「PICNICd.DLL経由」を選択してください。
  6. [OK]をクリックして、ソフト設定画面を閉じます。
  7. KissUIDigiのメニューの[設定]−[Beacon]をクリックして、ビーコン設定画面を表示させます。
  8. 「LTEXT/BTEXTを使う」にチェックを付けて下さい。
  9. [OK]をクリックして、ソフト設定画面を閉じます。
  10. 必要に応じ、[設定]−[Call]で、中継のための設定をおこなって下さい。
  11. NavitraMapを起動してください。
  12. NavitraMapのメニューの[ナビトラ]−[自局設定]の「TNC」のタブを表示させます。
  13. 「TNC機種」には、「その他のTNC」を設定してください。
  14. 「通信ポート」には、「picnic://localhost:10002/」を選択してください。
  15. 「自局」や「ビーコン」のタブは、適宜設定して下さい。
  16. [OK]をクリックして、自局設定画面を閉じてください。
  17. NavitraMapのメニューの[ナビトラ]−[接続]をクリックしてください。ビーコン送信に関する各種TNCコマンドがKissUIDigiに送られます。これで、NavitraMapとの連携がとれました。

【制限事項(と今後の構想)】

  • ドキュメントができていません。早くドキュメントを整備しないと...。
    最重点項目として、ドキュメントやヘルプを作成したいと思っています。これが用意できた時点で、Ver1.0.0としてリリースしましょう。

  • マルチポートTNCには対応しましたが、PCのCOMポートは1つだけにしか対応していません。複数のCOMポートに対応するのは、かなり大がかりな作業になりますので、現状では対応していません。将来的にはなんとかしたいんですけど....。

  • パソコンバージョン以外に、例えばH8ボードなどのバリエーションも作りたいと思っています。密かにこちらも進めています。当初はリアルタイムOSの勉強も兼ねて作成するつもりでしたが、思うように進んでいませんので、OSの勉強とは切り離して進めようと考えています。


  • 【免責事項】

  • このソフトを使用したことに起因する責任は、一切負いません。
  • 不具合や要望に対応する義務は負いません。
  • 「TNCがKISSモードから抜けられない..」等といった、TNCに関する問い合わせには、一切お答えできません。

  •  それでも使ってみたいという方は、こちらからダウンロードしてください。

    kissuidigi_080.lzh (843KB)


     動作報告・不具合報告・要望などを発表する場として、またユーザー間の情報交換の場としてソフト専用BBSを用意しました。
     これらのすべてには対応できないと思いますが、ご利用ください。


    【主な改変履歴】

    2005/04/16
    ver 0.8.0 公開。
      「普通のデジ」としての機能は残したがUIフレーム以外の画面へのモニタ表示を一部制限した。KissUIDigiが作成するビーコンの時刻をUTCに変更。
    2003/10/28
    ver 0.7.8 未公開バージョンです
      それまでは、UIフレームだけしか中継していなかったのだが、「普通のデジ」として機能するようにした。しかし、データ内の文字コードの関係で画面へのモニタ表示にマズい部分があり公開を見合わせる。
    2003/04/14
    ver 0.7.0 公開。
      NavitraMapフロントエンド妄想(PICNICd.DLL経由の密接な連携)に対応。中継経路8段のパケットをエラーとしていたバグ修正。その他バグ修正など。

    2002/10/02
    ver 0.6.0 公開。
      マルチポートTNC対応。UIFLOODコマンド実装。独自仕様のUIRANDコマンド実装。内部的にDIGI−ONCE(自局が中継済みのビーコンは中継しない)を常時ONの動作に。UICHECKの記憶数をこれまでの100から300に増加。KISSモードでのPやSlotTime設定可能に。その他バグ修正など。

    2002/04/18
    ver 0.5.0 公開。
      受信ビーコンをクリップボード経由でNavitraMapに渡して、NavitraMap上で表示させることが可能になった。ログ保存ON/OFFや表示の詳細度変更がソフト上から変更可能に。

    2002/03/01
    ver 0.4.0 公開。
      UITRACEコマンド実装。KISSアドレス0以外も受け付けるようにした(けど、まだNGという話も..)。COMポートのフロー制御方法を変更可能とした。裏機能として、ログ保存ON/OFFや表示の詳細度変更に対応。

    2002/02/18
    ver 0.3.0 公開。
      固定局用ビーコン送信。

    2002/02/06
    ver 0.2.0 初公開。
      MYCALL・MYALIASによる中継。UICHECKによる同一パケットの判断。UIDIGIによる中継。


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